
保育の中の医療、医療の中の保育:
赤ちゃん学から子どもの健やかな育ちと学びの場の保障のあり方を探る
2024年8月23日(金) 17:30 − 20:00(受付開始 17:00)
東京大学伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール
【お願い】
プレコングレスにご参加いただくには、参加登録(参加費無料)が必要です。
本参加登録は、8月24-25日に開催されます学術集会への参加登録とは別になります。
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日時
2026年6月5日(金)18:00〜20:00
会場
アオーレ長岡
開催趣旨
本プレコングレスは・・・
企画
東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(CEDEP)
日本赤ちゃん学会保育実践科学部会
オーガナイザ
麦谷 綾子(日本女子大学・准教授)
高橋 翠(東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター・助教)
座長
野澤 祥子(東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター・准教授)
指定討論
遠藤 利彦(東京大学大学院教育学研究科・教授)
講演1
演者
石井 悠(東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター・助教)
土屋 昭子(宮城県立こども病院・保育士)
植木 茜(神奈川県立こども医療センター・保育士)
講演題目
病棟保育とはなにか?〜実態と実践のご紹介〜
講演概要
病院の小児病棟などで入院中の子どもを対象に行われる病棟保育は、実は、半世紀以上の歴史がある。1954年にはじめて病院に保育士(当時は保母)が配置されてから、保険点数が算定できるようになり、医療保育専門士という認定資格が整備されるなどして、その数は全国的に増えてきている。今年6月の診療報酬改訂でも、「子どもの成長・発達及び希望により付き添う家族等に配慮した小児入院医療体制の確保」という観点から、保育士の配置に対して加算される点数も上げられ、現在注目されている保育環境の一つといえる。病棟保育は公的な指針がないことなどにより現場にはさまざまな課題がある。しかし、不安や恐れなどネガティブな感情を経験することが多く、思う存分遊ぶことも、普段通りの「子どもらしい生活」を送ることも難しい病棟の中で、保育士が果たす役割は非常に大きいと考えられる。本発表では、病棟保育の実態について簡単に紹介した後、病棟保育の実践について現場の保育士2名から紹介を行い、医療を必要とする子ども、入院している子どもに対する保育の意味について、皆さんと議論したい。