ベビーサイエンス 2006.vol.6

「日本赤ちゃん学会」学会誌は、赤ちゃんに関する学術的な研究に関して、いくつかのテーマについてのレビューと議論を中心とした内容のものからなります。
2~3の設定されたテーマについてのターゲット論文を編集委員会より依頼し、このページを通じての学会員からのコメント論文の投稿を受け付け、さらにそれに対するターゲット論文の著者の簡単な回答をセットにして編集委員会で取りまとめたものを、「日本赤ちゃん学会」学会誌として印刷し、会員へ配布しています。

2007年1月発刊

「乳児の情動研究:非接触法による生理学的アプローチ」
松村京子(兵庫教育大学大学院臨床・健康教育学系)

■comment・コメント
「外部刺激および全体発達との関連の究明を!」
 安彦忠彦(早稲田大学教育学部)
「乳児の情動研究は誰のためにあるのか」
 佐々木綾子(福井大学医学部看護学科)
「鼻部皮膚温は情動の質的指標となるか? 量的指標となるか?」
 佐藤 弥(京都大学霊長類研究所比較認知発達(ベネッセコーポレーション)研究部門)
「自律神経反応で「情動」を語れるか?」
 西条寿夫(富山大学医学薬学研究部・システム情動科学)

■answer・回答
松本京子

「姿勢制御・粗大運動機能に障害をもった子どものための機器開発」
 高塩純一(第一びわこ学園)
 口分田政夫(第一びわこ学園)
 内山伊知郎(同志社大学文学部)
 Joseph J. Campos(University of California, Berkeley )
 David I. Anderson(San Francisco State University)

■comment・コメント
「重度障害児のための移動補助器具のデザイン」
 繁成 剛(近畿福祉大学)
「「姿勢制御・粗大運動機能に障害をもった子どものための機器開発」へのコメント」
 港 隆史(科学技術振興機構ERATO 浅田共創知能システムプロジェクト)
「障害を持つ子どものためのテクノロジー」
 渡辺崇史(日本福祉大学福祉テクノロジーセンター)
「ヒトとして生まれること、育つこと、育てること―障礙にいかにかかわるか―」
 竹下秀子(滋賀県立大学人間文化学部)
「脳性麻痺の子どもたちへの発達援助について」
 中野尚子(東京女子医科大学乳児行動発達学講座)

■answer・回答
高塩純一・ 口分田政夫・ 内山伊知郎・ Joseph J. Campos・ David I. Anderson

「乳児の人工物認知と人認知」
開 一夫(東京大学大学院情報学環/大学院総合文化研究科)
 旦 直子(東京大学大学院総合文化研究科)
 有田亜希子(東京大学大学院総合文化研究科)

■comment・コメント
「Developmental Cyberneticsの構築へ向けて」
 板倉昭二(京都大学大学院文学研究科心理学研究室)
「意図性認識の発達の研究とロボット」
 小杉大輔(静岡理工科大学情報システム学科)
「ロボットは乳幼児研究の謎を解き明かせるか」
 長井志江(ビーレフェルト大学)
「認知発達過程を表現するためのロボット」
 石黒 浩(大阪大学大学院工学研究科 知能・機能創成工学専攻ATR知能ロボティクス研究所)
「発達的な視点からのさらなる問い」岡
 本真彦(大阪府立大学人間社会学部)
「人間的らしさとコミュニケーション」
 松井智子(京都大学霊長類研究所)

■answer・回答
開 一夫・ 旦 直子・有田亜希子