このたび、日本赤ちゃん学会第26回学術集会を長岡の地にて開催できますことを、大会長として大変光栄に存じます。全国各地からご参加くださる皆様に、心より御礼申し上げます。
本学術集会のテーマは
「赤ちゃん学と子どもの未来」
です。
赤ちゃん学は、発達の最初期にある子どもを多角的に理解し、その知見を社会へと還元する学際的な領域です。近年、ICTの進展やデータ活用の広がりにより、発達の理解や支援のあり方は大きな転換期を迎えています。同時に、医療・保健・福祉・教育など多職種が連携し、子どもと家庭を支える包括的な発達支援の重要性が、これまで以上に高まっています。
本学術集会では、ICTや先端技術を活用した発達支援の可能性、多職種連携による実践と課題、そして子どもの発達を支える環境づくりについて、基礎研究から臨床・実践まで幅広い視点から議論を深めてまいります。赤ちゃん一人ひとりの発達を見つめ、その先にある「子どもの未来」、さらには社会の未来を考える場となることを願っております。
開催地である長岡市は、本年、市政施行120周年という節目の年を迎えます。また、私の所属する長岡技術科学大学も開学50周年という記念すべき年となります。長岡は、雪国ならではの厳しさと、それを支え合う人のつながりの中で、技術と人間、地域と未来を見つめてきたまちです。この地で赤ちゃん学の未来を語り合えることは、非常に象徴的であると感じております。
本学術集会が、分野や立場を越えた活発な対話と新たな連携を生み、赤ちゃん学のさらなる発展と、子どもたちのよりよい未来につながることを心より祈念し、大会長挨拶とさせていただきます。
皆様のご参加とご交流を、長岡の地で心よりお待ちしております。
日本赤ちゃん学会第26回学術集会
大会長 土居裕和
長岡技術科学大学技学研究院・教授/滋賀大学AI・データサイエンス研究推進センター・特任教授