本書は、文部科学省認定の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に準拠し、データサイエンスとAIの基礎を体系的に学習できる構成となっている。
第1章から第5章では、データが社会に与える影響から、データを「読む」「説明する」「扱う」ための基本的な手法、そして倫理的視点まで幅広く扱っている。続く第6章から第10章では、機械学習、深層学習、自然言語処理、画像認識、時系列データ解析などの専門技術・手法を解説する。第11章から第13章では、ビジネスでの活用や社会課題解決への応用を事例とともに紹介している。
理論だけでなくPythonによる実装例も掲載し、さらに各章末には演習問題を配置しているため、段階的に理解を深めることができる。データ駆動型社会で必要なデータリテラシーとAIへの理解を包括的に身につけることができる教科書である。