ベビーサイエンス 2015.vol.15

「日本赤ちゃん学会」学会誌は、赤ちゃんに関する学術的な研究に関して、いくつかのテーマについてのレビューと議論を中心とした内容のものからなります。
2~3の設定されたテーマについてのターゲット論文を編集委員会より依頼し、このページを通じての学会員からのコメント論文の投稿を受け付け、さらにそれに対するターゲット論文の著者の簡単な回答をセットにして編集委員会で取りまとめたものを、「日本赤ちゃん学会」学会誌として印刷し、会員へ配布しています。

2016年3月発刊

「マウス音声コミュニケーションと社会性はどのように評価されるべきか?」
 菅野 康太(麻布大学)

■comment・コメント
「母子コミュニケーション研究における擬ジブン化の使い分け」
 石原 尚(大阪大学大学院工学研究科)

「自閉症モデルとしての齧歯類母子分離超音波発声」
 大隅 典子(東北大学大学院医学系研究科)

「研究者の心の理論」
 熊谷 晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター)

「マウスの発声を行動指標とするために」
 松本 結(東京大学総合文化研究科/日本学術振興会DC1)
 岡ノ谷 一夫(東京大学総合文化研究科)

■answer・回答
菅野 康太

「認知発達の原理を探る:感覚・運動情報の予測学習に基づく計算論的モデル」
  長井 志江(大阪大学)

■comment・コメント
「計算論的モデルが拓く発達科学研究への期待」
 佐治 量哉(玉川大学脳科学研究所)

「予測学習に基づく認知発達理論に関する疑問と期待」
 佐藤 大樹((株)日立製作所 研究開発グループ基礎研究センタ)

「計算論モデルによる認知発達過程の理解」
 田中 宏和(北陸先端科学技術大学院大学)

「計算論的アプローチのメリットと妥当性」
 鹿子木 康弘(京都大学大学院教育学研究科)

■answer・回答
長井 志江

「乳幼児の歌唱様音声の韻律的・音響的特徴」
 坂井 康子(甲南女子大学))

■comment・コメント
「歌の究極要因は何か」
 岡部 祥太(自治医科大学生理学講座神経脳生理学部門)

「乳幼児の歌唱様音声研究の重要性」
 金礪 愛(早稲田大学大学院人間科学研究科)
 宮澤 幸希(理化学研究所脳科学総合研究センター)

「ことばと歌の相互行為性」
 細馬 宏通(滋賀県立大学人間文化学部)

「『乳幼児の歌唱様音声の韻律的・音響的特徴』に関して」
 大橋 浩輝(Haskins Laboratories)

■answer・回答
坂井 康子