ベビーサイエンス 2012.vol.12

「日本赤ちゃん学会」学会誌は、赤ちゃんに関する学術的な研究に関して、いくつかのテーマについてのレビューと議論を中心とした内容のものからなります。
2~3の設定されたテーマについてのターゲット論文を編集委員会より依頼し、このページを通じての学会員からのコメント論文の投稿を受け付け、さらにそれに対するターゲット論文の著者の簡単な回答をセットにして編集委員会で取りまとめたものを、「日本赤ちゃん学会」学会誌として印刷し、会員へ配布しています。

2013年3月発刊

「母仔間コミュニケーションによる生物学的絆形成」
 岡部祥太(麻布大学獣医学研究科、伴侶動物学研究室・日本学術振興会特別研究員 DC1)
 菊水健史(麻布大学獣医学研究科、 伴侶動物学研究室)

■comment・コメント
「「岡部・菊水によるターゲット論文」に対するコメント」
 篠原 一之(長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科神経機能学)
「正のフィードバックがもたらすもの」
 乙部 貴幸(仁愛女子短期大学 幼児教育学科)
「オキシトシン・バゾプレシンの働きについて」
 尾仲 達史(自治医科大学大学院 生理学講座・神経脳生理学部門)
「動物の子育てから学べること、学べないこと~真の「子育ての科学」の確立に向けて~」
 中井 昭夫(福井大学 子どものこころの発達研究センター)
「「コミュニケーション」とは何か?―母子と母仔の間で」
 開 一夫(東京大学大学院 総合文化研究科)

■answer・回答
岡部祥太・菊水健史

「乳児の主体性の萌芽を視線随伴課題で探る」
 高橋英之(玉川大学脳科学研究所)
 宮崎美智子(玉川大学脳科学研究所)

■comment・コメント
「アイ・スクラッチ課題がもたらす眼球運動、注意、意識研究へのインパクト」
 河原純一郎(中京大学大学院 心理学研究科)
「「アイ・スクラッチ課題」で計測できる主体性とは何か」
 鹿子木康弘(東京大学大学院 総合文化研究科)
「アイスクラッチ課題に何を語らせるか」
 森口 佑介(上越教育大学大学院 学校教育研究科/科学技術振興機構さきがけ)

■answer・回答
高橋英之・宮崎美智子

「語彙爆発の新しい視点:日本語学習児の初期語彙発達に関する縦断データ解析」
 小林哲生(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)
 南 泰浩(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)
 杉山弘晃(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)

■comment・コメント
「語彙獲得研究におけるプロセスを見る視点と継時的関係を見る視点」
 村瀬 俊樹(島根大学 法文学部)
「“語彙爆発=ただ一つの変曲点”は幻なのか」
 針生 悦子(東京大学大学院 教育学研究科)
「「7日間以上新しい語を発話しない期間」をどうとらえるか」
 岡 夏樹(京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科)

■answer・回答
小林哲生・南 泰浩・杉山弘晃